スポンサーリンク



アスベストの懸念はないか

解体する建物にアスベストが含まれている場合には、アスベストの含まれている程度に応じて対策費用がかかります。

解体費の金額が高くなるということは売却価格に影響を与えるので事前に確認をしておいたほうがよいです。
※あえて調査しないほうがよい場合もあるのでご注意ください。

アスベスト(石綿)とは

アスベストというのは、昔に建物の建築資材として使われていたもの。
石綿(いしわた)とも言われます。
フワフワして綿あめみたいです。
※アスベストは自然の鉱物、一方でロックウールやグラスウールは人造繊維。

耐熱性、保温性に優れていたので建築資材に含まれていたのですが、健康被害が発生することが判明し、現在は使用が禁止されています。
そのため、過去に建築された建物でアスベストが含まれている場合には対策が必要です。

アスベスト対策が必要な理由

なぜかというと、そのまま解体してしまうとアスベストが飛散して(空気にのって広がって)住んでいる人たちに被害を与えてしまう恐れがあるからです。
過去にはアスベストの危険性が知られていなかったので、工事作業員や住民の方が病気になってしまったことが続出しました。

アスベストの危険性はどれくらい

アスベスト工場で50年間労働することによる肺がんのリスクは2倍とされている。
非喫煙者でアスベスト暴露ならリスク5倍
喫煙者でアスベスト非暴露ならリスク11倍
喫煙者でアスベスト暴露ならリスク54倍

喫煙 無し 1
喫煙 有り 11倍
喫煙 無し アスベスト暴露有り 5倍
喫煙 有り アスベスト暴露有り 54倍

喫煙者でかつアスベスト暴露を受けると肺がんリスクが相当高まるということ。

アスベスト問題の歴史

1938年 アスベストが肺がんの原因となる可能性あり(ドイツ)
1975年 吹付けアスベストの使用禁止(日本)
2005年 石綿障害予防規制(日本)
2005年 クボタ旧神崎工場(兵庫県尼崎市)で周辺の一般住民に被害が露見。

現在も建物解体時にはアスベストが含まれる場合には、所定の対策が必要となります。

吹付けアスベストは大掛かりな対策が必要

アスベスト含有吹付け材とアスベスト含有成形板があります。
解体時に飛び散りやすいのは吹付け材のほう。
アスベスト含有成形板は固形なので落として砕けたりしなければ
飛散する危険は少ないと言われています。

アスベストのレベルは3段階

レベル1がもっとも危険度が高いです。レベル3>レベル2>レベル1

主な法令におけるアスベスト含有建材の名称
建材の種類
法令 アスベスト含有吹付け材
レベル1相当)1)2)
アスベスト含有耐火被覆材
アスベスト含有保温材
アスベスト含有断熱材
(レベル2相当)1)2)
その他のアスベスト含有建材
(成形板など)
(レベル3相当)1)2)
建築基準法
(所管:国土交通省)
吹付け材の内、下記の2種類を規定
・吹付けアスベスト
・アスベスト含有吹付けロックウール
対象外 対象外
大気汚染防止法
(所管:環境省)
特定建築材料 特定建築材料 対象外
労働安全衛生法
石綿障害予防規則
(所管:厚生労働省)
建築物等に吹き付けられた石綿等 石綿等が使用されている保温材、耐火被覆材等 石綿等
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
(所管:環境省)
廃石綿等
特別管理産業廃棄物
(飛散性アスベスト)2)
廃石綿等
特別管理産業廃棄物
(飛散性アスベスト)2)
石綿含有産業廃棄物
(非飛散性アスベスト)2)
注1)建設業労働災害防止協会の「建築物の解体等工事におけるアスベスト粉じんへのばく露防止マニュアル」では作業レベルとしてレベル1~3を分類しているが、便宜的に主な建材の区分としても使用されている。2)( )内は一般的な呼称。

※国土交通省サイトより

売買時にアスベストの使用の有無の調査結果を伝える

建物を含む不動産売買では、アスベスト使用の有無の調査結果が記録されている場合
その内容を重要事項説明として購入者に対して説明する必要があります。
調査を行っていなければ「調査結果無し」として説明します。

アスベストの処理方法

除去費用は個別条件によります。
レベル1クラスですと通常の解体費に比べて相当金額は高くなります。

処理する面積によって処理単価に差があるようですが、おおよその目安となる費用を下記に示します。この除去費用は、2007年1月から2007年12月における、施工実績データより算出された除去単価です。

アスベスト処理面積 除去費用
300m2以下 2.0万円/m2 ~ 8.5万円/m2
300m2~1,000m2 1.5万円/m2 ~ 4.5万円/m2
1,000m2以上 1.0万円/m2 ~ 3.0万円/m2
注)
1.

アスベストの処理費用は状況により大幅な違いがある。(部屋の形状、天井高さ、固定機器の有無など、施工条件により、工事着工前準備作業・仮設などの程度が大きく異なり、処理費に大きな幅が発生する。)
2.
特にアスベスト処理面積300m2以下の場合は、処理面積が小さいために費用の幅が非常に大きくなっている。
3.
上表の処理費用の目安については、施工実績データから処理件数上下15%をカットしたものであり、施工条件によっては、この値の幅を大幅に上回ったり、下回ったりする場合もありうる。

詳細は下記の国土交通省のホームページを参照ください。
「石綿(アスベスト)除去に関する費用について」の公表

アスベストの有無を確認するタイミング

通常は解体業者が見積もりのために現地確認をする時に行います。
建物の築年数、構造などから推測しながら、
アスベストが含まれている箇所がないかを確認します。
その際に、建物の設計図書や竣工図書があると判断しやすくなります。
資料がない時、アスベストが含まれていることを確認するためには
部材の一部を削り取ってアスベスト検査センターに調査を依頼します。
その結果、含まれていれば、状況に応じた対策をとることになります。

不動産売却で騙されない方法はこちら

読者アンケートにご協力お願いします!
スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ