個人的に2013年の不動産市況を振り返ろうと思います。
主観による内容なので異論、間違いなどがあるかも
しれませんが「ふ~ん」と聞き流してもらえたら幸いです。
■2013年の不動産価格は上昇傾向
今年は不動産価格の上昇局面にありました。
転換期としては、昨年2012年12月頃から始まった
アベノミクスといわれる経済政策。
自民党政権に代わり、安部首相が指揮をとり
賃金上昇、物価上昇のインフレ政策へ大胆に
舵を切ったことがきっかけでした。
不動産取引の川上である業者間の事業用物件は
このタイミングから価格上昇圧力がかかりつつあった
ように思います。
興味深かったのは、
「今後は一気に物件価格が上がっていく」
と思い切って判断した会社と
「まだまだ先はわからない。」
と様子見をしていた会社があったことです。
今振り返ってみると様子見していた会社は
取り残されていくのですが・・・。
「上がる」と判断した会社をプライスリーダーとなり
入札価格は高騰していったように感じます。
■市場環境がエンドユーザーの購入を後押し
一方で、
エンドユーザーの購入意欲も高かったと思います。
背景としては、
・
・来年4月からの消費税増税
・住宅ローンの低金利
がありました。
結果的に、大手不動産デベロッパーの多くが
過去最高益をあげたようです。
「契約が多すぎて、工事がもう間に合わない。」
嬉しい悲鳴がいたるところから聞こえてきました。
実際に大手Sハウスでは8月時点で契約が
受けることができない状況の支店もあると耳にしました。
(直接ではないので、真実かどうかはわかりません)
で、さらに2020年オリンピックの東京開催決定。
これで価格上昇傾向が続く、維持される可能性が
高まったと感じます。
(次回に続く)