本当に重要なことについての質問は
メールで回答してもらうことをおすすめします。
なぜかというと
たいていの不動産トラブルは
言った、言わない、で起きることがほとんどだからです。
トラブルというのは
「○○と思っていたのに、実は違っていた。」
ということが原因となります。
たとえば
「公道と説明を受けたのに、私道だった」
「セットバックがないと聞いたのにセットバックがあった」
「越境がないと聞いたのに、越境していた」
「費用負担がないと聞いたのに、実はあった」
などです。
口頭で質問しても
「~だと思いますよ。」
と曖昧な回答になってしまうことがあります。
メールで質問をされると
適当な回答はしにくいものです。
きちんと調べて間違いのない回答をしようとします。
とはいえ、すべての質問を文章で
送るのは不可能です。
不動産に関する疑問は掘り下げれば
掘り下げるほどででくるからです。
だとしても
本当に重要だと思うことについては、
メールなどで回答をもらったほうがいいです。
いざトラブルが起きて
「○○と説明をされてたじゃないですか!?」
と言っても
「そんなことは言っていない。」
と言われたら、なかなか解決はむずかしいです。
もちろん既に信頼があって
「この人なら絶対に裏切ることはないだろう。」
という人であれば、いちいちメールで
回答を求める必要はないと思います。
ただ相手のことがよくわからないままで
重要な取引をすすめる場合には、細心の
注意をしたほうがいいです。
これは参考の情報ですけれど、
不動産会社によっては、間違った説明の
証拠となることがないように基本的には
会って話すか、電話で話すところもあります。
メールはアポイントや用件のみで
詳しい説明はしないというスタンスです。
どちらが正しいか、ということではなく
最終的には考え方によるとは思いますけれどね。